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ヘルペス治療薬のゾビラックスとは

ゾビラックスはアシクロビルを主成分とする抗ウイルス薬です。
1988年から発売されており、選択毒性の優れた抗ウイルス薬としては最初のものでした。
ウイルスの中でもヘルペスウイルスに対して効果をあらわします。
ヘルペスウイルスには、たくさんの種類があり、その中でゾビラックスが効くタイプは決まっています。
単純へルペスウイルスI型(HSV1)、単純ヘルペスウイルスII型(HSV2)、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の3種類にだけ、ゾビラックスは効果をあらわします。
これらのヘルペスウイルスに感染すると、口唇ヘルペス、角膜ヘルペス、性器ヘルペス、帯状疱疹、水疱瘡を起こします。

ゾビラックスの効果作用

ゾビラックスは、ヘルペスウイルスに感染した時に投与することで、ウイルスの増殖を抑える働きを持っています。
ウイルスを殺すのではなく、増殖を抑えることしかできないので、ウイルスが最大限に増えてしまってから投与しても、あまり効果を出すことができません。
また、作用時間が短いという特徴があり、しっかりとした効果を出すためには、1日に何回か服用しなくてはいけません。

ヘルペスウイルスに感染すると、感染した細胞の中でウイルスがチミンキナーゼという酵素を出します。
ウイルスが出したチミンキナーゼは、ウイルスのDNAをどんどん合成し、その結果ウイルスがすごい勢いで増えるという現象が起こります。
ゾビラックスはチミンキナーゼと反応を起こし、アシクロビル三リン酸という物質になります。
これが、ウイルスのDNAに取り込まれることで、ウイルスはDNAを複製できなくなります。

ゾビラックスの副作用

ゾビラックスは、このように感染した細胞にだけ作用するので、他の部位への影響が少ないというメリットがあります。
そのため、副作用が少ないということで知られています。
起こる可能性のある副作用は腹痛、下痢、嘔吐中性脂肪値の上昇、肝機能酵素値の上昇などです。
重篤な副作用は、アナフィラキシーショック、血小板減少などです。

注意しなくてはいけないことは、ゾビラックスに耐性をもったヘルペスウイルスが出現することがあるということです。
ゾビラックスを長期間使用していると、ヘルペスウイルスがゾビラックスの作用に対抗するようなウイルスを作り出します。
そうなると、ゾビラックスを服用しても、ゾビラックスに対抗しているヘルペスウイルスはどんどん増え続けてしまいます。
ゾビラックスを使用しても、症状の改善がみられない場合には、別の治療に変える必要があります。

ゾビラックスの正しい飲み方

ゾビラックスは効果時間が短いため、効果が持続しないという特徴があります。
成人の単純疱疹の場合、ゾビラックス200mg錠を1日5回を5日間服用します。
時間は、朝食後、昼食後、16時頃、夕食後、就寝前の5回になります。
重症化しやすいとされている性器ヘルペスの場合には最大10日まで服用期間を延長できます。
帯状疱疹の場合には、1回4錠を1日5回服用します。

小児の単純疱疹の場合には、体重によって変わってきます。
体重1kgあたり20mgを1日4回使用します。
1回最高量は1錠です。
小児の帯状疱疹の場合には、1回量は体重によって決められた量で1日4回服用します。
1回最高量は4錠です。

服用時の注意点

ゾビラックスは、発症後に早めに服用することが重要です。
ウイルスが増殖する前に服用することで効果を最大限に発揮できます。
また、飲む回数が多いので、飲み忘れが起きやすいようです。
飲み忘れた場合には、その時点ですぐに内服し、その後は予定通りの時間に服用するようにしましょう。
もしも飲み忘れに気付いた時、次の服用時間だった場合には内服するのは1回分だけにしましょう。
2回分を同時に飲むことは止めましょう。

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