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黄色のカプセル

バルトレックスの成分

バルトレックスはバラシクロビルを成分とし、ヘルペスウイルスにすぐれた効き目のある医薬品として、イギリス発祥のグラクソ・スミスクライン社が製造・販売しているものです。
グラクソ・スミスクライン社は、イギリスに本部を置く、売上高でも世界屈指の規模を誇る製薬会社です。
売上高は例年200億ポンドを超える数字を計上しており、そのなかでも医療用医薬品が8割強、残りがヘルスケア製品という内訳になっています。
グラクソ・スミスクライン社は、いくつかの企業が合併して誕生したものです。
こうした企業のなかには、世界ではじめて抗ウイルス薬を開発した企業なども含まれており、同じくヘルペスウイルスを抑制するはたらきをもつバルトレックスは、そうした伝統を継承したよい例であるといえます。

ヘルペスウイルスは、はじめに感染すると、感染したのと同じ体の位置に疱疹(水ぶくれ)を生じさせるという特徴があり、しばしば痛みやかゆみをともないます。
このヘルペスウイルスは、ヒトの体内にある細胞の表面に取り付いて感染すると、DNAだけの姿となって中心部の細胞核にまで入り込み、ウイルス遺伝子を複製するように誘導します。
複製が終わって充分に増殖すると、今度は細胞の外に抜け出して、ふたたび体内をめぐって別の細胞に取り付き、さらに増殖を続けます。
バルトレックスの有効成分は、体内でリン酸化というはたらきを受けると、ウイルス感染した細胞核の内部に取り込まれ、ウイルス遺伝子の複製の際に活動している酵素が他の物質と結合するのを妨害します。
この作用によって、ヘルペスウイルスはそれ以上増殖することができなくなるため、ヘルペスウイルスが原因であるヘルペスという病気を治療することが可能となるのです。

バルトレックスの有効成分がリン酸化する過程では、また別の種類の酵素が必要となってきます。
その酵素はウイルス感染した細胞から発生する特有のものですので、通常は他の正常な細胞に対してまで余計な副作用などをもたらすおそれもなく安全です。
このことを選択性と呼んでいます。
ただし、腎臓病をわずらっている人については、この有効成分が体内で代謝される過程で生じた活性代謝物によって、震えや呂律がまわらない、幻聴、昏睡などの副作用の症状が出る可能性があります。
バルトレックスの服用は慎重にしたほうがよいとされています。

バルトレックスの服用方法

バルトレックスは、ウイルスへの感染が原因となって引き起こされる、ヘルペスとよばれる病気の特効薬です。
ウイルスの型によっても違いがありますが、ヘルペスは、くちびるや性器などの部位に単純疱疹とよばれる水ぶくれをつくり、これは痛みをともなう場合が多いといえます。
はじめてこのウイルスに感染して免疫がまだないような場合には、発熱やリンパ節の腫れなどの、さらに重い症状をともなうこともみられます。
このバルトレックスには、有効成分が500ミリグラム含まれた錠剤タイプのものと、顆粒タイプのものの2つの種類がありますが、1錠または1包中の有効成分の量はどちらも同じですので、基本的な服用方法も同じです。
成人が治療目的で使うのであれば、このバルトレックスを1日2回、1錠または1包ずつ服用します。
病院で処方を受ける場合は、受診した日から5日分というのが標準です。

ヘルペスウイルスは治療後も体内に潜伏して再発することが知られていますが、性器ヘルペスの再発予防が目的である場合には、1日1回、1錠または1包ずつ服用し、これを毎日続けます。
バルトレックスは厚生労働省から医薬品の承認を受けていますが、日本国内では医師の処方がなければ買えず、また通販などもしていません。
このため、処方箋薬の例外的な取扱いである、個人輸入代行業者が運営する海外の薬通販サイトなどから入手すると言う方法が増加しています。
但し、輸入出来る薬の量は、購入者自身が個人で使う1か月分以内といった法的な制限もあります。
しかし、商品ページや申込フォームを全て日本語化し、外国語が苦手な方でも現地の業者に注文できる通販サイトなども増えてきており、そのサービス内容も充実化してきています。

バルトレックスの副作用

バルトレックスは重い副作用の確率は少ないと言われていますが、主に腹痛、頭痛、眠気、めまい症状などが現れることがあります。
また、バルトレックスの成分であるバラシクロビルは肝臓に代謝されるため吐き気や食欲不振などの症状も現れることがあります。
これらは比較的、症状が軽めですが体に異常が起こったら早急に医師に相談するといいでしょう。

バルトレックスの価格とジェネリック医薬品

バルトレックスを用いる場合、気がかりなのが薬の値段です。
バルトレックスは、保険適用価格でも1錠550円以上する高額な薬です。
その点、ジェネリックのバルシビルなら3割程度の費用で済ますことができます。
薬を切り替えることによって、ヘルペスの治療にかかる費用を3分の2もおさえることが可能になります。

バルシビルとは、バルトレックスと同じ成分で、安い薬です。
バルトレックスと同様の有効成分「塩酸バラシクロビル」を500mg配合しているバルシビルの場合だと、30錠で5500円程度なので、1錠あたり約183円で服用することができます。
ジェネリックであるバルシビルは、インドの製薬ブランド「シプラ」が製造販売を手がけている医薬品です。
また、バルトレックスの特許は2013年12月に失効し、今後はジェネリック医薬品が増えていくことが考えられます。

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